世の中には「英語アレルギー」という概念が存在する.
具体的な症状をあげると,
等々,と言ったことだ.
かくいう私も英語アレルギーを持つ者の一人であり,中学生の時分よりこれらの症状に苦しめられてきた.が,どうにも克服できそうになかった.
とは言え,そこまで思いつめることもなく,あっけらかんとしていた.
強いて言えば,小学校の時英会話教室を通わせてくれた両親に対し,幾分面目ないと考えていたくらいであった.
いつか,どこかの誰かが自動翻訳機を開発してくれることを夢見て,私は英語との決別を図ろうとしていた.
ある日,私はいつものように仕事をしていた.
申し遅れたが,私の職業はアイドルのプロデューサーである.
担当アイドルはアイドルマスターシャイニーカラーズの大崎甘奈だ.
つまり甘奈を育成・応援し,ライブで涙を流すことを生業としている.
こんな私がある日,担当アイドルのこんな会話を垣間見た.
私は動揺した.
ひどく動揺した.
私は "surrender" の意味を知らない.聞いたことすらない.
しかし,甘奈はわかるらしい.読めるらしい.スラスラと.
確かに彼女は今まで英語ができそうな雰囲気が随所から感じられた.
しかし,これはあまりにも直接的であり,自身の英弱っぷりを降伏する他なかった.
俺は,担当アイドルより英語ができないのか.
困惑した.
辛かった.
何より,「英語」という数少ない向こうの世界との共通項ですら,甘奈と同じ世界を見ることができていないという現実が悲しかった.
とは言え,どうすればいいかわからない.
甘奈の為に英語をやりたいが,どうしたらできるようになるのか,高校時代学年ワースト3位の私には皆目見当もつかなかった.
私はこの悩みを同僚プロデューサーに相談した.
彼は親身になり聞いてくれ,そしてひたすらにオンライン英会話を諭してきた.
オンライン英会話・・・・
そのようなことで本当に英語アレルギーの発作はおさまるのだろうか.
にわかには信じがたかい.
しかし,これを信じるほかないのも,また事実であった.
たしかに,自力で英語を本気で勉強してきた時期もあった.
そして得た物は,センター試験5割強,TOEIC540点という微妙な結果だった.
無理だった.
正直,藁にもすがる思いだ.
甘奈の見てる世界を見たい.
少しでも甘奈の解像度を高めたい.
甘奈は勉強とアイドル活動を両立するえらい子だ.
では,どうして私がこのような体たらくでいられようか.
こんなプロデューサーなら,辞職したほうが100倍マシである.
しかし,辞職するつもりはない.
ならばやるほかないだろう.
かくして,私は英語の勉強を再開し,手始めにオンライン英会話を始めた.
本ブログでは,オンライン英会話の感想を講義ごとに記していく.
ブログに執筆する目的は以下の3つである
・勉強の振り返り用
・成長の記録をのこすため
・誰かに見張っててもらいたいから
また,今回の最終目標はTOEIC720点以上獲得である.
同時にビジネス英語の習得を目指す(どうやら副業で必須スキルらしい).
以上より,私の英語勉強記録をここに記していく.
最後に現段階の筆者の英語能力を記載し本稿を閉じる.
本業:プロデューサー
副業:IT系エンジニア(会社員)
最新TOEICスコア:445点
最高TOEICスコア:540点
センター試験(英語):110点(11月まで80点)
以上